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破風のデザイン
2009年06月18日
昔ながらの入母屋造りの屋根の破風(ハフ)は漆喰で塗り込むことがよくあります。
木の破風の場合は「破風の反り、むくりのつけ方を見ると大工の腕がわかる」といいますが、
左官にとっても「漆喰の破風」は高い技術と経験が必要で、腕の見せ所でもあります。
このあたりでは、一般にむくり屋根(屋根が膨らんでいる)で、破風もそれに沿って
むくり破風になります。このむくりのつけ方と段々(大舞、広舞、クリ舞・・・)、それと
破風じり(破風の終わるところ)でデザインが決まります。
したがって、左官職人はそれぞれの思いを込めて施工しますので、いろいろなデザインの
破風があります。一度注意して破風を見てみてください。面白い破風がいっぱいありますよ。
また、いだか(入母屋屋根の三角のところ)にも、もっといろいろなデザインがあります。
それはまた後日ということで。